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関西、日焼けのあと

俺は大阪の西淀川区の、バブル期に建てられたマンションで育った。

住人は南は九州から、北は北海道、中国地方の孤島の村から、抽選で来ていたので、世の中そんなもんだと思っていた。

工場街で、トラックがすぐ目の前の道路を往復してたから、隣町のマンションの公園…とかまで遊びに行く。

廃工場から生コンを盗み、粘土にして遊ぶ。


絵が上手かったから、将来画家さんやな。
サインもろとかな。

とよく言われた。


友達がトラック事故で亡くなったのもあったし、
兄貴が、当時喘息だったし、俺はどうしてこんな何も無い街で、絵がトクイになったか、わからない。
まぁ、地元の友達はなんでもあるやんけ!言うかもしれんけど。
そういうのもあり、
宝塚に知り合いのお医者さんが息子の勉強用の別荘が空いたから、オヤジに譲ってくれた。



宝塚って何?と両親に訊くと、「手塚治虫と言う先生がいた所や」

と言う。

確かに、マンガが描けると、クラスの中心部にいれる。
何かと、印刷かんけい、(クラス新聞、社会新聞)等任される。


あの時から、書物を調べるようになる。
図書室には、手塚治虫がほぼ名作が揃っていて、
火の鳥の概念や、ブラックジャックの命の価値は金じゃない。とか感覚的に刻まれていく。


何か思想を持たないとな、、、と白樺派や大正デモクラシーにハマった。

中学で爆発するんやけど、高校になって、さすが関西である。なんて言うか、教科書もろくに読まずに公立高校に一定数入ってくる輩。

もう90年代には、不良はいなくて、世紀末ダンスにみんな夢中だったが、

大正デモクラシーや白樺派の思想は、一定数入ってくる輩を混乱させた。と言っても、平等、個人主義ぐらいの認識で左翼的な思想ぐらいだが、旭日旗を連想して、何もかも人違いしてるヤカラが、一部対立関係になった…




後に、90年代の西成暴動かなんかで、そこから、
日雇い労働者と昼から飲んで、太ってどうでもよくなるのだが、それはまた後日、、、




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by a9records | 2022-12-16 21:54 | HNNBSL | Comments(0)

音楽と関係ある人々の日常。


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