宝塚西高等学校の食堂で。
「なぁ、彼女と2ヶ月やりまくったら、妊娠3ヶ月で、保険証と金かき集めて、産婦人科で彼女、流産させてん。切り刻まれた胎児見てさぁ」
「あ、うどん、おいし!」
私は、劇団にいたので、ダイコンは、透明童貞だった。
中学卒業時の春休み、Tが、「みんな駅前で同窓会してるでー!来て」
両親が二週間ほど海外だったので、自前の小遣いで駅前まで行く。
みんなが、わいわいしてる所に、女子校が決定した、Iちゃん。
「カズくん?小学校ぶりね。あたし、家近所なの知ってた?」
「え、あのマンション?」
しばらくは、みんな高校デビューしてやるだの、
あいつ整形して、気持ち悪くなった。みんな内緒な。
と、別れた。
「一緒に帰ろ!」
と、Iちゃんに言われて、バスに乗り、
「カズくんが、小学校の時、自作のゲーム作ってたでしょ?あれに、全部参加したの覚えてる?」
「あ、なんか、手紙とか、チョコもらったな」
停車場。
「公園、降りよう」
「うん」
ブランコに乗る。降りる。
「キスしていい?前田くん、もうしたんでしょ?」
「中学でそれは、、、」
チュ。
「共学いいなぁ。。。女子校は3年我慢しろってことよね?」
「知らんけど。親が海外だから、ウチ来ていいよ。兄貴は、、、バイクかな」
後日。
「ねえ、これってどうするの?あたし、これ、、、」
「これって、いつ妊娠してしまうんやろ?確か、オヤジの医学書、、、」