親戚のおじさん
2023年 05月 21日
思えば変わったおじさんだった。
俺を励ましたりしてる時は歌詞みたいなのだ。
「大切な命、とても気遣う君は休んだ方がいいよ」
宇多田ヒカル!?と思ったが、英語の歌詞を翻訳してたり、
不思議な人だった。
7度癌を克服し、
死を悟って、青春18切符で、日本中旅していた。
雪国でホテルが無くて、公衆電話で母親に危うく、
ホテルをとってもらっていた。
こだわりが無い。ただただ、多国語を理解し、貿易会社のエリートだった。
最後、シンガポールで、寝ずに信じられない体力でカジノを楽しんで、
日本で、「ありゆちゃんと元気でな」
と、それを最後に息を引き取った。
なにはなくとも、コーヒーと将棋があれば幸せそうな叔父だった。
KAZ.
by a9records
| 2023-05-21 05:38
| KAZ.
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