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ゴジラマイナスワンとYシャツと私

11月。

いやはや、ラスト2ヶ月。

早いなぁ。

怒涛の2023年。

あ、僕だけですかね。。。とにかく、色々ありました。

とりあえず、生きるをテーマに過ごした昨年末からの今年。

とはいえ、マイナスからプラスにして頂いた、現在の勤め先の代表と同僚、そして嫁さんには頭が上がりません。

あ、どうもCROWです。

いやー、早いもので年末で御座います。

急に寒くなりましたが、今年は暖冬だとか。

気温の高低差に体調崩したり、インフル流行含めて皆様お気をつけ下さいませ。

さてさて、珍しく映画の感想でも。

とりあえず、ネタバレするんで、まだ鑑賞されてない方はご注意下さい。

で、今回の映画は、話題の「ゴジラ-1.0」です。

私、ゴジラに対しては愛憎交えた人生でして、とにかくゴジラ映画が公開される年はそれなりにテンションが上がりますし、観たあとの怒りと愛の交錯に体力を使うタイプです。

ゴジラの世代で言うと、平成ゴジラシリーズからのゴジラ人生ですが、その当時は昭和シリーズの人間の味方に成り下がったゴジラを再放送で観ていた世代です。

ちなみにトラウマ映画はゴジヘドです
大好きな映画はVSビオランテです。でも象さんの方がもっと好きです。

すみません。

では、ネタバレ満載の感想です、どうぞ。

【映画感想≪ゴジラ-1.0(マイナスワン)≫】

えーっと何から話しましょうかね。

まず、大雑把に言うと「子供の頃から見たかった恐いゴジラが観れて最高」と「山崎貴の作品はいつもこれだな」ですかね。

皆様に是非ともオススメしたいのです。その気持ちは間違いないんです。

なので、ぜひ大画面でご鑑賞をオススメします。

さて、こっからネタバレありで感想を。

この作品を絶賛、山崎貴大好きな方は胸クソ注意っす、ご注意下さい。

注意しましたからね。

あのね、戦後のボロボロになって、復興したての東京を容赦なくブチ壊すんです、ひたすらに。

あまりの破壊ぶりにゾッとするのと、人も踏み潰すし、めちゃくちゃ動きも早いし、本当に嫌なゴジラなんです。

恐ろしい厄災なんですよ。

そして、負ったダメージが回復するのも、その手があったか!と感心するくらい良い設定です。もう、絶望感がマシマシの二郎系。

もう、これだけで最高なんです、本当に。

で、何が腹立つかってね、人間ドラマパートなんです。

神木隆之介君の芝居は最高、浜辺美波は特にどうでも良い、明子役の女の子はしっかり芝居してて良かった。

安藤さくらは多芸だなぁと、佐々木蔵之介は監督の責任、吉岡秀隆はいつも通り。

つまり、役者は皆さん、ディレクション通りに芝居(当たり前なんですが)してたんです、なので佐々木蔵之介に嫌悪感持たないで下さい、ああいう指示なんです。そして神木隆之介君は素敵やった。ちなみに、人間がいきなりギャーって叫ぶのはビクっとするからゴジラより恐かった(笑)

何が腹立つかって、ゴジラというツールと人間と戦争の扱いに納得いかないんです。

勿論、全世界の映画やドラマにおいて、戦争が一番のエンタメなのは重々承知なんです。戦時中ですら、戦争が一番のエンタメですから。

ただ、ゴジラは戦後に製作公開の、水爆実験、水爆怪獣としての一面があるんです。

それを盛り込むのが必須では無いんです、ただ、戦後間もなくの日本と、神風特攻の生き残り(特攻を良しとせず出撃するも生き残った人間)とを同時に描くとすれば、もっと描き方があったんじゃないかと。

まず、敷島(神木隆之介)は両親の教えで特攻を躊躇し、機体故障と偽って大戸島の基地に不時着したんでしょ。で、そこでゴジラに遭遇。整備兵に促され、機銃で撃てと言われるも、死を畏れて撃てなかった。仲間は無惨にも橘を残して全滅。

そこから、仲間の死を背負って東京に帰ったら、両親は空襲で亡くなってた。

ひょんな事から紀子(浜辺美波)と明子と一緒に住むようになって、平穏ながらも大戸島の悪夢にうなされる日々。そんな中、ゴジラが巨大化して紀子が勤める銀座に上陸。紀子を案じて駆けつけるも、紀子に救われて自身は生き残るも紀子を失う。

この設定も良いのよ。芝居も。

飲み込めないのは以下の点。

・整備兵の橘が、神木隆之介に戦闘機の機関銃を敷島しか撃てないからゴジラに撃ってくれと頼むくだり、整備兵も撃てるだろ。普通の銃は撃ってたじゃないか。

・実家の隣人のオバハン、安藤サクラが特攻隊に行ったはずの敷島が帰還した時に「お前達兵隊がしっかりしてなかったから空襲で子供が死んだ」みたいな感じでブチギレ。←特攻隊は劇中の敷島含めて若者編成なので、隣人の昔から可愛いがってた子供が死ななかったから、自分の家族が死んだ発言にゾッとした。普通の人なら、良く戻ったねと声かけるもんだ。

・その5分後、↑人情下町ババアと言わんばかりに仲直りするのよね。さっきの下りはなんだ。

・佐々木蔵之介の雑なベランメェ人物としての描写。うざいし、無能。そしてあんな雑なオッサンが何故最後の作戦の中枢にいるんだ。

・学者こと吉岡秀隆。なんであんな秘密裏情報を持ってる。←意味不明

・民間でゴジラを駆逐する。なぜ?GHQは動かない?戦後のロシアとアメリカの関係上、ゴジラ駆逐に軍事作戦はロシアを刺激するから展開出来ない。ゴジラの情報は民間に駄々漏れだから、アメリカ動いても良いだろうに。

・両親からの生きろという教えを守り特攻も躊躇、浜辺美波からも生きろと言われた、で、なんで最後は特攻を選ぶ。

・特攻したのに死ねなかった男ではなく、自身で生き残る事を選んで特攻を拒んだんだから、胸張って生きろ。

・例えば、彼が背負ってる思いは、大戸島で機関銃を撃てなかった為に(撃ったとしてゴジラを駆逐出来たかは不明)、亡くなった整備兵達へのトラウマなのだとしたら、その家族達を守る為にゴジラへ特攻するという決意なら、理解は出来る。なのにそんな描写は一つもなく、整備兵達の家族写真を見返しながら「許してくれないんですね」とゴジラへ特攻を決意するんです。ちょっと違うくね?

・山崎監督って、ノスタルジックとVFXと海軍と漫画の設定が好きなのは良く分かった。

・54年の初ゴジよりも設定上は古い時代なのよね。そういう時代背景であればゴジラの熱線でキノコ雲→黒い雨描写を"描く"だけでなく、日本製作なのであれば真摯にその先を描いて欲しかった。何故なら、ゴジラは水爆大怪獣なんだから。

・あと、お上は信用出来ない、お上は動かない、だから民間でやろうぜ!は納得できない。だってあの時のアジアは静かだったから。

上記を含めて、結局、災害対策をしない国と、自分の戦争は終わって無いって自身のケジメをつけたい謎の動機の青年と、資金源が謎の民間組織の不明な交錯で帰結するんです。

これ、変な映画でしょ?

でも、圧倒的に恐いゴジラ描写が納得させるんです。これなんですよ、これ。

定番として飲み込む作業というか。

オールザッツで言うとピンクダックとか歌メリマリとか、たいぞう半平太とか見ながら面白くないって罵詈雑言を浴びせながら、電車道で笑うみたいな大阪者でプロレス者の生き方としての王道というか。

なんでオールザッツで例えたのかは言うな。

吉岡秀隆については、いつも通りのヘナチョコキャラ芝居お疲れ様。

都合の良い下町描写もお疲れ様。

銀座に浜辺美波助けに行った時に、バイクは無傷だったのか設定もお疲れ様。

ひたすら下品な都合の良い戦後の東京描写もお疲れ様。

すべて飲み込む度量をもって鑑賞するか、すべてを無視してゴジラに没頭するかの2択映画です。ちなみに私は後者。

人間のペットに成り下がった昭和シリーズの正義の味方設定、ハリウッド版の地球からの使者設定、どこを振り返ってもシン・ゴジラに続く意味不明の災厄としての恐怖の大怪獣。

この描写は最高なのです。

なので、ゴジラと神木隆之介の咆哮。

叫びまくりの2時間ちょい。

ぜひ、皆様、劇場でご覧下さい。

↑オススメしてます。

ではでは。

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CROW




by a9records | 2023-11-16 12:50 | CROW | Comments(0)

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